【大阪府堺市】長年悩まされていた雨漏りを解決！

検査１

赤外線を当ててみたところ、青くなっている箇所がありますが、これは漏水状態ではなく、現時点で温度差があるという事です。 直接手で触ってみても濡れてはいない状況です。

検査２

大屋根への散水
結果：漏水反応有/丸桁漏水-写真では暗くて分かりにくいですが、丸桁（円柱の横柱）の上部から漏水が多く起こってきています。

漏水結果報告

• 下屋根の棟瓦(のし瓦)の面戸部からの漏水の可能性
• 大屋根の谷部における漆喰箇所からの漏水の可能性、及び、瓦の隙間からの漏水の可能性

この2点が漏水の原因と考えらえます。
特に、下屋根の面戸部分には漆喰でなくモルタル（軽量モルタルの可能性あり）が入っており、漆喰ならば内に入った水が外部へ出ますが、モルタルは出ないので内部に水が戻って漏水原因となります。
また、大屋根谷部の漆喰も藻が付着している等、防水効果はほぼ機能していない状況です。
そういった漆喰部や瓦の隙間部などから浸水した水が内部を通って玄関先天井付近に落ちてきていると判断できます。

漏水止水方法

• 屋根葺き替え
• 漆喰やり替え

築30年で1度も瓦の補修や調整等をされていないとの事ですので、思い切って葺き替えてやるのが一番の解決策です。
コストの問題で葺き替えが難しいならば、面戸部分や谷部サイドなどの漆喰を総入れ替えする必要があります。既存部へ打ち増すのでなく、既存漆喰・既存モルタルを完全撤去してから、必ず漆喰(ベストは砂漆喰)を入れて下さい。